銀座・築地 耳鼻科・アレルギー科 東京都内のいびき最新治療と実績で評判、慶友銀座クリニック。

慶友銀座クリニック

慶友銀座クリニック

東京都中央区築地 1-13-11 高橋ビル2階
03-3542-3387

花粉症レーザー

花粉症レーザー

花粉症レーザー

花粉症(アレルギー性鼻炎)の日帰り手術

アレルギー性鼻炎は成人の2割、子供の4割にあるといわれています。
当院は、日本レーザー医学会認定施設です。当院では(社)日本耳鼻咽喉科学会認定医のみが手術を行う、花粉症(アレルギー性鼻炎)に対する最新式の鼻の日帰り手術を行っています。
当院では患者さんの状態に応じてレーザー(炭酸ガスCO2レーザー、半導体ダイオードレーザー)及び高周波ラジオ波(セロンCelon、ソムノプラスティSomnoplasty)による日帰り手術を行っています。

花粉症の仕組み

花粉症は、体内に入った花粉が原因で起こる、人間の身体が起こすアレルギー反応(異物反応)です。このシステムは、体内に侵入した花粉を人間が異物と認識してしまい、異物(抗原ともいいます)に対する抗体をつくることにより、再度侵入した花粉を撃退するシステムです。免疫反応ともいいます。この反応が人間の日常生活に支障がでるほど強くなってしまうことがあります。花粉症の場合も、花粉を排除しようとして、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、眼のかゆみという症状がでます。他に花粉によっては、皮膚の荒れや痒みをおこすものもあります。

花粉が人間の体内に入っても、すぐ花粉症にはなりません。人によって差がありますし、花粉症の原因物質に対してアレルギー反応を起こさない方は別ですが、自分がアレルギー反応を持つ花粉を浴び続けると人間がつくる抗体が増えてしまい、感作が成立し、花粉症の症状がついに出現してきます。飛散する花粉量が増加しているために、感作までの期間が短くなり、花粉症は若年化がすすみ、ウェザーニュースの報告によると、子供の花粉症デビューの平均は7.4歳で、4~6歳の幼稚園児/保育園児が27.4%で最も多いことが分かりました。

花粉症患者の増加の原因として考えられるのは、減らず増加傾向の花粉数があります。戦後の復興で国内の木材の需要が高まったことにより、林業の拡大と造林を戦後国の政策として行ってきました。花粉症の原因となるスギやヒノキは成長率が高く建材としての価値が高い樹木を数多く植林したことで、それらに伴って花粉も爆発的に増加してきました。木材も輸入木材が国内木材に取って代わったことで、大量に国内に植えた木材の伐採や間伐が停滞したことでより花粉が多くなってきています。現在では花粉症を起こさない木材の植林が国の主導でおこなわれていますが、現在の異常気象の悪影響もあり、増加傾向はまだまだ続くと思われます。また食生活の欧米化の考えられます。炭水化物が食事の中心となっている国では、花粉症の人が少ないと言われています。昔の日本の伝統的な食事は、米や野菜が中心の食生活でしたが、体内の免疫を刺激しやすいたんぱく質や脂質の摂取量の増加によって、花粉症をはじめとするアレルギー患者が増えてきました。また、食品添加物や加工食品、甘いものを食べ過ぎることにより、アレルギー症状をひきおこすヒスタミンなどの放出が増えてしまい、より症状が悪化しやすくなると考えられています。まず今までの自分がとっていた食事内容を見直すことが大切です。他に女性の社会進出と科学技術の発達や育児環境の変化により、母乳から人工栄養の切り替えも一因と考えられています。

他に光化学スモッグ、最近ではPM2.5や黄砂などの大気汚染や喫煙なども花粉症患者の増加に影響していると考えられております。また舗装された道路の増加 、東京のような大都会だと、大気汚染物質の1つであるディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子が悪化させる原因ともいわれています。また現代社会の過度なストレスも花粉症をより悪化させるといわれています。環境省が発行する花粉症環境保健マニュアルによりますと、日本での花粉症を罹患する患者数はまだ正確に分かっていません。全国調査で、耳鼻科医とその家族を対象とした2008年1月~4月の鼻アレルギーの全国疫学調査があります。それによるとアレルギー性鼻炎全体の有病率は約40%、花粉症全体の有病率は30%、スギ花粉症の有病率は27%でした。同様の調査が1998年にも実施されており、スギ花粉症の有病率は10年間でおよそ10%増加していました。スギの花粉症に関する調査で、スギの花粉症の有病率と花粉の飛散数や親のアレルギー歴との間に関連があるそうです。

過去20年間の花粉飛散数を記録している千葉県船橋市では、1993-2002年に飛散した花粉量の平均より、2003年-2012年に飛散した花粉量の平均の方が多くなっていました。花粉症によるアレルギー性鼻炎は成人の2割、子供の4割にあるといわれています。
その原因としては整備されていない杉の増加や気密性の高い住居、食生活の欧米化、 大気汚染 、舗装された道路の増加 、ストレスの多い生活が考えられています。東京のような大都会だと、大気汚染物質の1つであるディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる微粒子が悪化させる原因ともいわれています。

また,東京のような都会はコンクリートジャングルといわれるほど、コンクリートとアスファルトに覆われており,花粉が土などに吸収されず、何度も舞い上がる再飛散が起こり、花粉症を悪化させます。このようなことが、田舎の田園地帯よりも、実は東京のような大都会で花粉症が多くなってしまう原因です。
東京都は、総合的な花粉症対策を推進するため「東京都花粉症対策本部」を設置しています。花粉症に対するレーザー治療が注目されております。NHKでも以前放映されました。

当院は、日本レーザー医学会認定施設です。当院では(社)日本耳鼻咽喉科学会認定医のみが手術を行う、花粉症(アレルギー性鼻炎)に対する最新式の鼻の日帰り手術を行っています。当院では患者さんの状態に応じてレーザー(炭酸ガスCO2レーザー、半導体ダイオードレーザー)及び高周波ラジオ波(セロンCelon、ソムノプラスティSomnoplasty)による日帰り手術を行っています。半導体レーザーは以前NHKで放映された花粉症の最新式のレーザー治療といわれるMLLT(ミディアムレア療法)というものです。

花粉症(アレルギー性鼻炎)に対するレーザー治療とは?

[レーザーの種類]
レーザ素子の種類によりガスレーザー(炭酸ガスCO2、アルゴンガス、混合ガス(He/Ne)などの気体が素子)、固体レーザー(YAGなどの結晶が素子)、半導体ダイオードDiodeレーザー:半導体が素子)、液体レーザ (色素などの液体が素子)に分けられます。レーザーの励起源により、放電型(炭酸ガスCO2レーザー)、電流型(半導体ダイオードレーザー)、フラッシュランプ型(YAGレーザー)に分けられます。
臨床上大きな違いは、レーザーの波長です。
炭酸ガス(10600nm)> Er:YAG(2940nm)> Nd:YAG(1640nm)> 半導体ダイオード(810nm) それぞれの波長で水、ヘモグロビン、メラニンなど、人体を構成する物質の吸収係数が異なるため、各レーザーで効果的な組織が異なります。

炭酸ガスCO2レーザー
水に吸収される波長の炭酸ガスレーザーは、皮膚・軟組織の止血・凝固・切開が可能なレーザー治療機器です。YAGレーザーやArアルゴンレーザーは、水に吸収されないので、鼻水があっても、鼻の粘膜を焼くことができましたが、深いところまで焼いてしまうので、手術中の痛みや出血があるのが難点でした。  炭酸ガスレーザー手術はアレルギー反応を起こす下鼻甲介の粘膜部分にレーザーを照射することによりアレルギー反応を抑制し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを抑えさせる方法です。炭酸ガスCO2レーザーは、深いところまで焼くことはないので出血は少なく、鼻水を出す鼻の粘膜の表面(下鼻甲介粘膜の表層部である繊毛上皮から上皮化固有層)のみを焼く(蒸散)します。鼻の粘膜をバーナーであぶるような感じから、耳鼻咽喉科以外の一部先生からは光破壊型療法、よく焼くのでウェルダン療法ともいわれていますが、耳鼻咽喉科領域では今でも最も信頼性のあるやりかたです。特にシーズン前の花粉症の治療としては理想的なレーザーといえます。当院では2台の最新型炭酸ガスレーザーを用意し、手術は全員が慶應義塾大学関連病院の大病院の部長クラスを含む経験豊富な鼻の手術に熟知する(社)日本耳鼻咽喉科学会認定医のみが行います。鼻の手術としてはレーザーは非常に簡単な部類に入りますが、内視鏡による鼻の手術も行う耳鼻科認定医は、鼻の構造を熟知しており、必要な場所のみ焼くので、手術による痛みや出血はほとんどなく、合併症もほとんどないので安心して下さい。
半導体ダイオードレーザー
炭酸ガスレーザーは、エネルギーが強く鼻の組織をよく焼ける(蒸散する)のが利点でしたが、特に花粉症の真っ盛りで鼻水が多いと、水がレーザーを通さないので、手術することができませんでした。波長が短いのが特徴の半導体ダイオードレーザーは、鼻水が多くても、レーザーが水を通り、組織を焼くことができるようになりました。今までの半導体ダイオードレーザーは出力が弱く、疼痛の緩和や創傷の治癒促進に使われ、歯科の分野でインプラント周囲炎やホワイトニングの治療に使われてきました。最近になりレーザー出力を大幅に向上できるようになった半導体ダイオードレーザーが最近発表され、従来出力不足により不可能であった鼻のレーザー治療だけでなく、切開切除などの外科的な処置が可能となりました。半導体ダイオードレーザーの波長はヘモグロビンの吸収係数が大きいため、外科的治療のとき高い止血効果をもちます。手術方法としては、バーナーで炙るようなタイプの炭酸ガスレーザーと違い、針金のような半導体レーザー線を直接鼻に接触させて焼くタイプになります。接触させて直に焼きますが、レーザーよりも痛みはより少なく、穏やかな焼き加減になります。焼いているときの臭いも、炭酸ガスレーザーでは、肉が焼ける臭いが少しするとのことですが、半導体ダイオードレーザーは、手術中鼻から湯気がたち、蒸したときの 臭いがするようです。そのような状態から、光融合型レーザーともいわれ、蒸したような感じからかミディアムレア療法 (MLLT)とも一部の先生からいわれます。筆者からすると、炭酸ガスレーザーは肉の鉄板焼きで、半導体ダイオードは蒸し焼きという感じです。当院では最新型の新世代型半導体ダイオードレーザー装置 DVL-15; 飛鳥メディカル)を導入し、患者さんの状態にあったレーザー治療を行います。

花粉症(アレルギー性鼻炎)に対する高周波ラジオ波による治療とは?

◆ 高周波ラジオ波手術の動画はこちら ◆

【高周波ラジオ波電気凝固治療の種類】
高周波ラジオ波(RF:Radiofrequency Energy)発生装置により、正確にコントロールされた低エネルギー高周波を発振して局部組織を凝固させ、結果的に病変部位の組織容積を縮減するシステムです(Radio-Frequency Volumetric Tissue Reduction,RFVTR)。日本でも30年ほど前から、鼻への応用が検討されていました。米国ではレーザー治療機器が日本のように普及しなかったことから、花粉症に対しての手術といえば高周波ラジオ波による鼻の粘膜の電気凝固です。レーザーと同じく、アレルギーをおこす鼻の粘膜(下甲介粘膜)の容積を減らすのが目的ですので、特にアレルギー性鼻炎による鼻づまり(鼻閉)に効果があります。米国で1997年にスタンフォード大学睡眠障害センターにていびきの原因となる閉塞性睡眠時無呼吸症候群(Obstructive Sleep Apnea Syndrome,OSAS)に関して、高周波を利用した報告があり、アレルギー性鼻炎だけでなく、いびき・睡眠時無呼吸症候群に対しても有効性が認められています。  鼻の手術にもとても有効性が高いものですが、手術中の痛みが強いのが難点でした。痛みが強いタイプのマシンは、米国では短期手術(病院の手術室で全身麻酔下にて手術をして、病院に一泊し次の日に退院)で使っていますが、クリニックでの日帰り手術には痛みが強すぎて、痛みに弱い米国人には不向きでした。当院では米国人並みに、東京人は痛みに弱いと考え、痛みのほとんどない高周波ラジオ波電気凝固装置(セロン、ソムノプラスティG3)を使っています。この2つの高周波ラジオ波電気凝固装置は、米国で鼻の日帰り手術の治療のスタンダードです。セロンは双局型で一本の針にプラスとマイナスがついています。ソムノプラスティG3は単局型なので双局型のセロンよりも針は少し細くなりますが、一本の針の他に体に電極板を貼る必要があり、ペースメーカーなど体に電気関係を埋め込んでいる方は使えず、またセロンよりも若干手術時間が長いです。当院では手術時に入念なチェックをして、どちらの装置が患者様に有効か吟味して使用します。また当院では、トレーサビリティーシステムを導入し、高周波ラジオ波に用いる電気メスの管理をしています。

花粉症(アレルギー性鼻炎)の治療には、レーザーがいいのか、高周波ラジオ波か?

当院では、まず侵襲の少ないレーザー手術をおすすめしています。他の病院でレーザー治療をうけ、治療効果が少ない場合は、高周波ラジオ波による手術をおすすめしてます。高周波ラジオ波を最初に希望の患者様には、効果や術後経過を説明し、同意いただいた方には行います。

花粉症(アレルギー性鼻炎)には炭酸ガスCO2レーザーがいいのか、半導体ダイオードレーザーか?

シーズン前には炭酸ガスCO2レーザーをおすすめしています。半導体ダイオードレーザーは主にシーズン中に必要な場合に行っています。

Q&A(レーザーと高周波ラジオ波共通です)

① 手術するとにおいがしなくなる?
関係ありません。(焼く場所が違うので)
② 手術当日仕事はできますか?
デスクワークであれば通常通り可能です。
③ 手術当日風呂は?
当日の洗髪は避けて下さい。シャワーや短い風呂は可能です。
④ 手術当日の飲酒は?
当日のみなるべく避けてください。(少量のみ可)
⑤ 手術当日鼻血は?
もし出ても少量です。小鼻を5分ほど押さえれば止血します。
⑥ 授乳中ですが手術は可能ですか?
可能です。妊娠中はご遠慮ください。
⑦ 術後完全に薬がいらなくなりますか?
確かにそういう方も多いですが、手術により今の薬がより少なく、より弱い薬でもよくなるという表現が正しいと思います。

血管運動性鼻炎

寒暖差アレルギーとは
◆◆ 症状の特徴 ◆◆
水溶性の鼻水が中心で、鼻づまりやくしゃみもおこします。目が痒いことが少ない。症状の重さは個人差や体調に左右されます。医学的には血管運動性鼻炎といいます。血管運動性鼻炎は、抗原や誘因となる特定の物質が明らかでない非アレルギー性の鼻過敏症です。血管運動性鼻炎の中で温度変化によるものを、ネット用語で寒暖差アレルギーと言います。急激に気温が下がった日には誰にでも症状がでる可能性があります。外気の急激な変化(暖かい部屋から出て、外の冷たい空気に触れることや、空調の冷気によるもの)が原因となることが多いです。朝の冷気で一時的な鼻水などは通常の生理的なことですが、特に寒暖差以外の原因が無く、苦痛が続くならば寒暖差アレルギーと考えてもいいです。中年以降の女性に多いとの報告があります。類似疾患として老人性鼻漏があり、くしゃみや鼻閉はなく鼻漏が主となり、鼻粘膜腫脹もない(鼻づまりがない)のが特徴です。

◆◆ メカニズム ◆◆
自律神経のアンバランスといわれています。副交感神経が交感神経よりも優位な状態です。ストレスが関係するともいわれています。急激に気温が下がった日には誰にでも症状がでる可能性があります。下半身を室温より7度以上冷たくした実験(室温が20度から28度の室内で13度の冷水に5分間下半身を浸した実験・13度の乾燥した冷却空気を鼻に5分間入れる:谷川真也 血管運動性鼻炎の病態に関する研究 千葉医学75:57-67,1999)では、統計的に有意に鼻水が増えて、統計的に有意に鼻腔容積減少(鼻づまりがひどくなる)という報告があります。また7度以上冷たい空気を鼻に入れた実験では、統計的有意に鼻水が増えて、有意ではないですが鼻腔容積の減少傾向があるとの報告があります。この実験よりあくまで目安としてですが、気温が7度以上下がると寒暖差アレルギーが発生しやすいと推測されます。

◆◆ 医学的な治療 ◆◆
血管運動性鼻炎の確立した治療法はまだありませんが、通常のアレルギー性鼻炎に対する治療の流用(内服薬やステロイド点鼻薬)にて軽快することが多いです。ストレスでも悪化するといわれており、抗不安薬も有効と考えられていますが、抗不安薬だけでは効果は少ないと思われます。薬物治療の無効例には、下鼻甲介切除術や後鼻神経切除術も鼻汁の抑制に有用と考えられています。(Yuta A:MB ENT 113:68-74, 2010)

◆◆ 家での治療 ◆◆
①ストレスをなくして、自律神経のバランスを整える
基本は、まず規則正しい生活です。夜遅くまでお仕事があるビジネスマンは多いと思いますが、まず早寝、早起きをこころがけ、睡眠時間を十分に取りましょう。寝だめもある程度の効果があるとは思いますが、自律神経のバランスを整えるには、毎日決まったタイムスケジュールによる生活が大切です。お風呂にゆっくりつかりましょう。シャワーよりも湯船に浸かっていた方が睡眠の質が良好となり、疲労回復がなされたという報告もあります。
②朝起きてすぐ軽く体を動かす
睡眠から覚醒する際には副交感神経優位の状態から、交感神経の働きが急速に増えます。血管運動性鼻炎は副交感神経優位の状態なので、まずは体を軽く動かして交感神経刺激をします。激しい運動は必要ありません。家の中をすこし歩くだけでいいです。
③体を冷やさないように(特に下半身)
インド医学のエネルギーの源といわれるチャクラで、一番のエネルギースポットである第1のチャクラといわれるムーラーダーラ・チャクラ(mūlādhāra‐cakra)は、下半身、特に脊柱の基底にあたる会陰(肛門と性器の間)にあります。
最近の家やマンションは空気の換気を重視したつくりになっているため、外気の影響を受けやすい住宅ともいえます。北国の家と違い、関東以南の家はセントラルヒーティングシステムを採用しているマンションや家は少ないです。ですから家の中が一様に室内温度というわけではありません。浴室の近くに洗面所がある家は多く、夜間お風呂場の窓を開けっ放しにすることも多いでしょうから、洗面所が一番室内温度が低いということもあるでしょう。実際、朝起きて洗面所で顔を洗った後から、鼻水が止まらないという患者さんも多いです。ベッドの脇に腰まで届くような長めのカーディガンをかけておいて、朝起きて別の部屋に行くときは、それを引っかける。暑くなったら脱ぐというような、工夫が必要です。最近は夏の後はいきなり冬のような気象変化があり、体がそれについていっていません。寝間着も、秋から冬は、短いショーツのような足を出すのをやめましょう。夏冬、最低2シーズン対応の寝間着を用意するといいです。
④外ではマスクをする。
冷たい空気が直接鼻に入るのを防ぎ、ウイルスやゴミやアレルギー物質の鼻からの侵入を防ぐこともできます。また湿度も保持します。ウイルスの侵入を防ぐ高機能マスクの必要はありません。冷たい空気や湿度を保持するには、普通の安いマスクやガーゼーマスクで十分です。

◆◆ 血管運動性鼻炎と全身症状 ◆◆
病因が自律神経のアンバランスによるため、鼻だけでなく全身的症状が起こりやすいともいえます。鼻症状として(鼻汁や鼻閉・くしゃみだけでなく、頭痛やいびきや嗅覚障害)、耳鼻咽喉科症状として(めまい・浮遊感や逆流性食道炎、咳)、全身症状として(動悸や気管痙攣、便秘や下痢、排尿困難)などが随伴症状としておこすことがあります。(Elsheikh MN;Acta Otolaryngol 126;1206-1212,2006)

花粉飛散情報

花粉の飛散数の多い年と少ない年は交互に現れる傾向があります。また花粉の飛散の数は、夏と暑さと、特に日照量に関係しているといわれています。日照量が多い方がスギはよく成長して、翌年の春に花粉を大量に放出する傾向があるようです。
日本気象協会が2016年12月6日に2017年春の花粉飛散予測を発表しました。全国の予測概況です。2017年春のスギの花粉の飛散開始は、全国的に例年並みと予測されています。2月上旬に九州北部や中国・四国・東海地方の一部、そして関東地方から花粉シーズンが始まると予想されます。2017年の1月から2月は、全国的に平年並みの気温と予想されます。1月の西日本では、寒気が流れ込みやすいので、平年より気温が低くなると予想されます。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向とのことです。そのことから2017年春のスギ花粉の飛散開始は例年並みと予想されます。
2017年は九州・四国・近畿地方で非常に多く、中国・東海地方で多く飛散する見込みです。2016年夏の気象を見てみると、全国的には気温は高く、日照時間は平年並みで、降水量は多かったです。関東地方のスギの飛散開始時期は2月中旬と予想されます。九州北部の日照時間は非常に多く、北海道の降水量は記録的に多くなりました。これらの情報から、九州・四国・近畿地方の花粉飛散数は非常に多く、前のシーズンと比較して200%以上と予想されるところもあります。中国・東海地方で多く(160%)飛散すると予想されます。北陸地方はやや多く(140%)、関東地方ではやや少なく(70%)、東北地方と北海道で少なめ(50%)です。
スギの花粉は飛散開始と認められる前より、わずかな量ですが飛び始めます。2月上旬に飛散開始が予測される関東甲信越地域(他に東海・中国・四国・九州地方)では、そろそろ花粉対策を始めましょう。
スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があると考えられます。東京は3月の上旬から中旬にかけてスギの花粉の飛散のピークです。その後遅れて4月上旬から中旬にヒノキの花粉のピークがくると予想されます。ヒノキの花粉の症状の方がスギの花粉症の症状よりも強く症状が出る傾向にあります。慶友銀座クリニックでは、半導体レーザーを導入し、花粉が飛散して鼻水の多い時期でも鼻のレーザー日帰り手術ができるようになりました。症状が強くてお困りの方、これから困るであろう方にも半導体レーザー手術は有効です。慶友銀座クリニックでは常時2名から3名の(社)日本耳鼻咽喉科学会認定の専門医がおり、随時手術を行っております。最初にまず来院していただき、術前検査をして、その後3日程で手術が可能となります。最初の来院は予約なしでも行っております(手術自体は完全予約です)。お気軽にご来院ください。

東京都花粉飛散情報

花粉飛散情報は以下の情報欄でチェックしましょう。ともかく花粉を自分の鼻の中、目の中に入れないのが一番の対策です。自分のスマホに登録して、外出前にチェックして対策をすると、効果的です。

・東京都の花粉情報
http://www.tokyo-eiken.go.jp/kj_kankyo/kafun/
・東京花粉ネット(1時間単位の花粉予報)
http://pollen.tokyo-kafun.jp/kafun/index.php
・テレホンサービス (1時間単位の花粉予報や飛散状況)
電話番号 050-3535-1187(イイハナ)
・花粉予報メール配信サービス(登録制)(1時間単位の花粉予報メールで配信)
http://pollen.tokyo-kafun.jp/kafun/index.php?action=MailSendInfo

舌下免疫(減感作)療法

舌下免疫(減感作)療法は、これまでの薬のような対処効果でなく、完治を視野に入れた体質を変える治療であるため、治療を長期間続ける必要があり、毎日薬を飲む必要があります。定期的に薬をもらい、自宅で自分で治療が可能で、従来の減感作療法は注射を定期的にしなければならず、痛みがあり、医療従事者により注射をしてもらう必要がありますが、内服なので痛みはありません。また従来の減感作療法に比べ、アナフィラキシーショックが少ないのがメリットと考えられています。

しかし治療が2年から5年の長期間に及び、毎日薬を飲む必要があり、現在のところスギ花粉症しか適応はありません。スギ花粉の飛散時期に始めることはできません。スギ花粉症患者では、血清中総IgE、スギ特異的IgEがスギ花粉の非飛散期に比べ、飛散期で多く、好酸球も上昇したという報告があり、スギ花粉飛散時期においては、患者のスギ花粉抗原に対する過敏性が高まっている場合が多いからです。シダトレイン(スギ花粉舌下液)はスギ花粉由来のアレルゲンを含む液であり、スギ花粉飛散時期に新たに投与を開始した場合、患者のスギ花粉抗原に対する過敏性が高まっているため、アレルギー反応が誘発されやすいと考えられています。臨床試験でも投与開始初期(約1ヶ月前)に副作用が多く発現しているので、安全性を考慮して、スギ花粉飛散時期は新たに投与は開始せず、少なくとも飛散の三ヶ月前にスタートします。

慶友銀座クリニックでは、舌下免疫療法の治験(JT・鳥居薬品)が65歳までの患者さんしかに行われていないため、13歳から65歳までしか処方を行っていません。
尚、血液検査によるスギ抗体陽性のデータがないと、初診時から舌下免疫の治療がおこなうことができないことをご留意ください。初診から舌下免疫のシダトレンの処方を希望する方は、他の医療機関でのスギ抗体陽性を証明するデータをお持ちください。データない場合は当院にて検査し、約1週間以降に結果がわかるので、それから舌下免疫の治療(シダトレンの処方)となります。
◆ 詳しく舌下免疫(減感作)療法について知りたい方はこちらへ

花粉症の早期対策「初期療法」

花粉症治療には、初期療法と導入療法と維持療法の3つがあります。初期療法は強い症状が出る前から治療をスタートします。導入療法は症状が強くなってから治療を行います。維持療法は、改善した症状を維持する療法です。初期療法とは、花粉症であることがわかっている患者さんの例年の症状に合わせて、花粉が飛び始める1~2週間前からお薬の服用を開始する治療のことです。花粉症などのアレルギーは、症状が悪化すると薬が効きづらくなります。しかし、軽いうちに薬を使いはじめると、花粉の飛散量が多くなった時期でも症状をコントロールしやすく、そのシーズンの症状を軽くすることができます。

そこで、花粉の飛びはじめる前あるいは症状が軽いときから薬の使用をはじめるのが初期療法です。特に、毎年の症状が中等症以上になる方で、シーズンをなるべく楽にのりきりたいと考えている方におすすめです。初期療法により症状が出る時期を遅らせ、花粉シーズン中のつらい症状を軽くし、また、症状の終了を早めることができます。

初期療法は、2013年鼻アレルギー診療ガイドライン1)にスギ花粉症治療での初期療法についても書かれています。初期療法の有効性に関しての報告は多数あります。

報告の中では、ヒスタミンH1受容体拮抗薬を用いた花粉症に対する初期療法は,花粉飛散初期の鼻粘膜のヒスタミンH1受容体の発現増加を抑制することにより,花粉飛散ピーク時のアレルギー性鼻炎症状を抑制している可能性が示唆されています2)。有効性が個人によって差があるともいわれています。

初期療法を施行することで鼻粘膜擦過細胞中のヒスタミンH1受容体mRNAの発現量は有意に低下することが確認され、スギ花粉飛散開始前の鼻粘膜擦過細胞中のヒスタミンH1受容体mRNA発現量と、スギ花粉飛散時期の鼻症状に、正の相関関係があることを見出したことにより、スギ花粉症患者に対し、初期療法が有用であることの原因の一つとして、鼻粘膜に発現しているヒスタミンH1受容体の発現量変化が関与しているとも考えられています3)。鼻アレルギーガイドライン2013年1)では、くしゃみや鼻漏(鼻水)の方は、第2世代抗ヒスタミン薬(アレジオン、タリオン、ジルテック、ザイザル、アレロック、アレグラ、ディレグラ、クラリチンなど)や遊離抑制薬(インタールやリザベンなど)を用います。鼻閉型または鼻閉を主とする充全型には抗LTs 薬(抗ロイコトリエン薬:シングレア、キプレス、オノン)又は抗PGD2・TXA2 薬(抗プロスタグランジンD2・トロンボキサンA2 薬:バイナス)又はTh2 サイトカイン阻害薬(アイピーディ)の3つの中で一つを処方するようにとされています。

例年スギ花粉は、九州・関東では1月下旬より、関西では2月上旬から飛び始めまることが多いです。初期療法の開始時期は、使用する薬の効果が現れるまでの時間と、患者さんの例年の飛散花粉に対する過敏性を考慮して判断します。初期療法のスタートの時期は、第2世代抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬の場合は花粉飛散予測日または症状が少しでも現れた時点とし,その他の薬剤は飛散開始予測日の1週間前をめどに投与開始となってます。ガイドラインでも合併症の疑いのあるアレルギー性鼻炎の患者に対して,一度は鼻鏡検査を行って,その有無を確認しておく必要があるといわれています。

その根拠として、鼻茸の合併はアレルギー性鼻炎単独例よりも気管支喘息を持つ症例に頻度が高く,アスピリン過敏症ではさらに高頻度であるので注意が必要であるとのことでした。鼻中隔弯曲症や副鼻腔炎を併発している方は、当然お薬も効きにくくなり、他の薬(抗生剤等)を追加処方する必要性もあります。このようなことから、やはり初期療法をスタートする前に、是非耳鼻咽喉科の専門医を受診して、鼻咽腔・副鼻腔内の精査をしてもらうことも重要です。初期療法は本格的花粉飛散期の導入のためなので,よほど花粉飛散の少ない年以外は重症度に応じて季節中の治療に早めに切り替えるともガイドラインで提唱されています。初期療法でコントロールがつかなくなった場合は、第2世代抗ヒスタミン剤だけでなくステロイド薬の点鼻や抗ロイコトリエンも併用しながらの治療が必要となります。

参考文献
1)鼻アレルギー診療ガイドライン2013年度版―通年性鼻炎と花粉症 アレルギー62(11)1458―63,2013(平25)
2)第60回日本アレルギー学会秋季学術大会 2010年11月開催 シンポジウム3 [アレルギー性鼻炎/花粉症研究の最前線]ヒスタミンH1受容体遺伝子発現の亢進メカニズムと花粉症初期療法の分子機構
3)科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金)スギ花粉症初期療法が鼻粘膜ヒスタミンH1受容体発現に及ぼす効果と機序に関する研究:The mechanism and effect of primal therapy and nasal histamine H1 receptor in Japanese cedar pollinosis.
MAKISE T.et al.

鼻の粘膜の炎症・花粉症対策としての一本注射療法

当院では、鼻の粘膜の炎症や花粉症に対する注射の治療として、ヒスタグロブリン及びノイロトロピンを混在の一本注射療法を行っています。正式には非特異的減感作療法といいます。特定のアレルギー原因物質に対して感受性を低下させる”特異的減感作療法”(例としてスギに対する舌下免疫療法)とは異なります。ヒスタグロビン注射は、ハウスダストやダニや、スギなどの各種花粉など、すべてのアレルギーの元となる「ヒスタミン」の働きを抑制するので、すべてのアレルギーに効果があります。減感作療法と違い短期間に治療が終了するのが利点です。注射は3回~6回を1クールとして、約1ヶ月ほどで治療が終了します。ヒスタグロビンの注射はアレルギーに効果的なノイロトロピン注射ともに投与すると有効性が高まるので、当院では併用をお勧めしています。
なお巷で花粉症は注射1本で治る?といわれているステロイドと呼ばれる副腎皮質ホルモン剤(ケナコルトA)の筋肉注射については、注射部分の皮膚の陥没や副作用の面が報告され、耳鼻咽喉科関連学会も推奨せず、院長及び所属の医師が日本耳鼻咽喉科学会認定の専門医でもある慶友銀座クリニックでは行っていません。ステロイドと呼ばれる副腎皮質ホルモン剤(ケナコルトA)の鼻腔の粘膜への注射は、以前は鼻の粘膜のポリープがひどく、花粉症やアレルギー性鼻炎による鼻炎もひどく、鼻閉や後鼻漏の症状が強い方に行っていた事例がありました。やり方としては、鼻の中をエタノール等で消毒して、鼻の粘膜に麻酔の注射はせずに、鼻の粘膜を麻酔薬に浸したガーゼで表面麻酔して、鼻の粘膜(鼻甲介・下甲介)に注射するというものでした。しかし、このケナコルトAというステロイドの鼻の粘膜注射は、「頭頸部(頭皮、鼻内等)への注射により、網膜動脈閉塞が生じ、失明、視力障害があらわれたとの報告があるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。」という報告が最近あり、ステロイドを含む内服薬や外用薬の投与や、日帰り手術としての鼻腔粘膜のレーザー治療や高周波ラジオ波でも、花粉症やアレルギー性鼻炎が大きな原因である鼻の粘膜のポリープや鼻炎・後鼻漏・鼻閉に対して十分な改善が見込め、耳鼻咽喉科関連学会でも推奨されていません。以上により院長及び所属の医師が日本耳鼻咽喉科学会認定の専門医でもある慶友銀座クリニックでは行っておりません。

※ 注意
ヒスタグロビンは人免疫グロブリンに微量のヒスタミンを加えた血液製剤です。感染症関連の検査やウイルス除去/不活性化などの安全対策は講じていますが、これらによってウイルス等の感染性を完全に否定することはできません。なお、本剤は昭和42年に国内で発売以来、感染症をおこしたことはありません。このことをご理解したうえで、同意される患者様のみ当院では本薬剤を使用することにしております。

【作用機序】
1.好酸球の浸潤を抑え、アレルギー症状の悪化、慢性化を抑えます。
2.肥満細胞からヒスタミンの放出を抑え、アレルギー性鼻炎の症状を改善します。
3.ヒスタミンに対する抵抗力を与えます。
副作用:じんましん・喘息発作・頭痛・注射した部の痛み・発熱・ショック(まれ)

★注射してはいけない方
本剤に対しアレルギーのある方・喘息発作がある方・妊婦または妊娠の可能性のある方注射時に他の手術をする方安定剤・鎮痛剤を飲んでいる方(注射期間中に飲んでしまった場合、当日の来院はご遠慮下さい)
月経直前及び期間中の方(注射期間中に生理になった場合、当日の来院はご遠慮下さい)
当院では必ず上記を患者様に確認のもとに、注射を行っています。

★★ 1回分ヒスタグロビン+ノイロトロピン注射=320円(3割負担で他に再診料等かかります)★★
★★ 注射は予約なしでも直ぐできますので、受付にお声をかけてください。★★

花粉症に対するマスクの効用

マスクは、花粉の飛散の多いときには吸い込む花粉をおよそ3分の1~6分の1に減らし、鼻の症状を少なくさせる効果が期待されています。また、花粉症でない方も、花粉を吸い込む量を少なくすることで、新たに花粉症になる可能性を低くすることが期待されていますが、風が強いと鼻の中に入る花粉はマスクをしていても増え、効果は減弱するといった報告もあります。マスクは防御の他に、口腔内や鼻内の保湿効果や、鼻水や咳ででる唾や痰などを周りに飛散させないという役目があります。NHKのためしてがってんでも、マスクの効用が放映されていました。マスクと顔の隙間が大切です。そこで、「ぴったりフィット」させる方法を探りました。注意するポイントは3つ。1.鼻 2.ほほ 3.あごでした。フィットしやすいようなマスクを薬局で選んでください。

NHKの人気番組「ためしてがってん」で放映されたものでは、市販のマスクでは、花粉サイズの粒子が8割以上はカットできるそうです。花粉粒子の直径はウィルス粒子の100倍以上と大きいことが理由とのことです。花粉症の人の話では、花粉がひどくなるとマスクも役に立たないといわれることが多くあります。それは、花粉症を引きおこすアレルギーの原因物質は、花粉の粒子だけでなく、粒子が水分を吸って割れて出た破片も関係しているそうです。雨の日は雨が街を洗ってくれて、調子がよかったのに、次の日は調子が悪いというのも納得ができます。雨の日の翌日は、花粉だけでなく、水分を吸って割れた花粉の破片がいっぱいとんでくることで、花粉症を悪化させるようです。普段は花粉症に対してそこまでフィットさせることはありませんが、雨の日の翌日は、ぴったりマスクをすると花粉症に効果的です。

日頃の生活習慣で花粉症を撃退しましょう

◎上手な換気で、花粉を減らしましょう
花粉飛散時期に1時間換気した際に、部屋に入ってくる花粉の数が1000万個だといわれています。(3LDKマンション一戸の場合)換気のコツは開窓の幅を10cm程度にすることと、レースのカーテンを使用すること。これで侵入する花粉を約1/4に減らすことができるそうです。また、換気時間を短くしたり、こまめな掃除にも気をつかいましょう。

◎家に帰ったら、まずうがいと手洗い、顔も洗っちゃいましょう
鼻から吸い込んで奥に付着した花粉は、粘膜の働きでのどの方へと送られ、のどのいがいがの原因となります。うがいをして、口やのどに付着する花粉を洗い流しましょう。家に帰ったら、手をあらうのは常識ですが、ばい菌を洗い落とすだけでなく、花粉も洗い落としましょう。ついでに顔も洗って、顔に付着した花粉を洗い流しましょう。 参考:環境省 花粉症環境保健マニュアル2009

花粉症の妊婦さんへ

妊娠中はホルモンの関係か、花粉症がひどくなる妊婦さんがいます。それまで平気だった人が妊娠をきっかけに花粉症を発症してしまうこともあります。本人を担当している産科の先生のご意見をお聞きし、当院ではお薬を処方するようにしています。一般的には妊娠初期はお薬を控える傾向にあります。お薬としては、点鼻薬や点眼薬は体内への移行が少ないのでまず処方します。市販の点鼻薬や目薬の使用は、市販品にもさまざまなものがあり、適切な使用をしていないことが多くあるそうです。特に血管収縮薬が含まれているものは、症状を悪化させることがあるようなので、医師が直接患者さんを診察し、処方した薬のほうが安心といえます。内服薬としては、抗ヒスタミン薬のポララミンは妊婦が服用してきた実績があり、他に漢方薬の小青龍湯を処方することが多いです。将来妊娠を考えている方に対して、花粉症のレーザー治療を事前におすすめしています。レーザーによる外科的治療により、花粉症のお薬を減らしたり、なくすことが可能です。

花粉症・アレルギー性鼻炎ニュース

◎めめはな茶
アサヒから目や鼻の調子を整える「めめはな茶」が発売されました。臨床試験から、めめはな茶の茶葉に使用されている「べにふうき」茶葉が、目や鼻の不快感を緩和するとの効果が実証されたのこと。「べにふうき茶葉」を緑茶に加工してメチル化カテキンを発見とのこと。メチル化カテキンはIgE受容体の発現を抑制し、ヒスタミン放出の指令をストップし、ヒスタミンの放出を抑えることで、不快感の緩和をします。このように。「めめはな茶」は、目や鼻の不快感を緩和するのです。「めめはな茶」は、機能性表示食品です。メーカーによると飲む目安は一日2本とのことです。たまたま近くのドラッグストアで買って飲んでみました。少し濃い緑茶の味がして、おいしかったです。

◎花粉症の対策商品の性能評価 日本で世界初の認証制度誕生します (朝日新聞デジタル 2015年12月9日)
サントリーホールディングス、帝人、田辺三菱製薬などが参加する「花粉問題対策事業者協議会」がつくった認証制度です。認証ロゴもつくったそうです。ダイキン工業や三菱電機の空気清浄機が認証を獲得しました。日本電機工業会が定める空気清浄機の基準よりも、花粉に対する性能を厳しくした空気清浄機です。マスクやメガネでも基準づくりを進めていて、今後認証品が登場する予定とのことです。

◎日本気象協会 2016年春の花粉飛散予測(第2報)2015年12月2日発表
九州・中国・四国・関東地方で2月上旬から飛散開始。飛散予測としては、2016年は、九州や四国や東海地方では2015年のシーズンよりやや多く、中には非常に多く飛散するところもあるようです。中国や関東甲信地方では前シーズン並みと予想されます。近畿・北陸・東北地方と北海道ではやや少ないとの見込みです。

◎J!NSから花粉をカットする眼鏡が発売されました。
メガネと一緒にマスクをしても曇りにくいレンズを搭載し、顔の形に合わせてフィットするフレックスカバー採用しています。メガネを掛けた時に、2層構造のフロント部分がスライドすることで、顔の幅に合わせた調節が可能に。フィット間をさらにアップさせることで、花粉カット率が一層向上しました。フロント部分がクリアだから、広い視野を確保しました。クリア素材を使用することで、花粉をしっかりガードしながらも広い視野を確保します。
参考 http://www.jins-jp.com/functional/kafun/

◎シダトレン(スギ舌下免疫療法)
2015年10月1日よりシダトレン(スギ舌下免疫療法)の維持期の通院は1ヵ月毎となります。

◎PM2・5がアレルギー性鼻炎を悪化
兵庫医科大学の免疫アレルギー学グループが5日、DEP(ディーゼルエンジンの排ガスに含まれる微粒子;微小粒子状物質PM2・5の代表的微粒子)がアレルギー性鼻炎を悪化させる仕組みを解明したと発表した。
(神戸新聞 英国アレルギー学会誌電子版)

◎ヒノキ花粉症対策
スギ、ヒノキは、我が国を代表する造林樹種です。加工しやすく、成長が早いことなどから、古くは奈良時代から広く利用されています。ヒノキは、日本では福島県以南から九州まで分布し、大きいものは30mを超えることが知られています。ヒノキは日本では建材として最高品質のものとされ、上品な芳香を発し、ヒノキの建築には何百年も寿命を保つものがあるともいわれています。総檜造りの家や、檜風呂は最高の贅沢ですね。
戦時中及び戦後以降政府はスギ、ヒノキの造林を推進してきました。人工林は、木材資源であると同時に、国土の保全や地球温暖化の防止、水源のかん養等の多様な公益的機能を発揮しています。林野庁の報告ですと、我が国の国土面積( 3,779万ヘクタール)の約7割を森林面積(2,508万ヘクタール)が占めており、そのうち、人工林面積は、1,029万ヘクタールで、森林面積の約4割となっています。
なお、スギ人工林は、448万ヘクタールで、森林面積の18%、人工林面積の44%、ヒノキ人工林は、260万ヘクタールで、森林面積の10%、人工林面積の25%を占めています。約60種類の花粉アレルギーが(花粉症は約50種)報告されています。
一般に最も多いのは、スギ花粉を原因とするスギ花粉症で、ヒノキの花粉もスギ花粉と抗原の共通性を持つために、スギ花粉症の原因となります。樹木の花粉では他にシラカンバ、ハンノキなどがあります。スギ花粉の飛散時期は2~4月、ヒノキ花粉の飛散時期は3月中旬~5月いっぱいです。スギ花粉症患者さんの7割はヒノキ花粉に対しても敏感なので、両方の飛散時期が重なる時期(3月中旬~4月)は症状も辛くなるようです。スギとヒノキ花粉は形もよく似ていますので、スギに反応する人はヒノキにも反応しやすく、スギ花粉症の方の約7割がヒノキ花粉にも反応するといわれています。逆にヒノキ花粉症だけの人はかなり少ないとのことです。
スギ花粉症シーズンの終わり頃にヒノキ花粉による症状が加わって重症化することもあるので、花粉飛散情報を確認し、症状の軽快で治療終了を判断、その地域のせず、ヒノキ飛散状況を考慮し加療することが大切です。ヒノキ花粉飛散終了まで治療を継続することがよろしいかと思います。

◎花粉症緩和米(東京慈恵会医科大学他)
東京慈恵会医科大学(東京都港区)などの研究により、スギ花粉の成分を含ませた米を食べつづけることで、花粉症症状を抑えることが将来できそうです。食事による花粉症に対する減感作療法(免疫療法)ともいえるものです。研究チームは、コメから抽出した成分を薬として実用化することを目指しているそうです。このお米は、農業生物資源研究所、日本製紙、サタケが遺伝子組み換え技術を使って開発した「花粉症緩和米」です。実用化にはまだ時間はかかりそうですが、安全でおいしいお米を食べながら、花粉症を治す時代がくるかもしれませんね。

◎L-92乳酸菌(ラクトバチルス・アシドフィルスL-92株)(カルピス社)
L-92乳酸菌は、免疫をつかさどる細胞に働きかけ、抗アレルギー作用を引き出してくれることがいくつもの研究から明らかにされています。花粉症だけでなく、アトピーや通年性アレルギー性鼻炎といったアレルギーへの有効性も確認されています。それぞれの症状において、「L-92乳酸菌」を8週間摂取したグループは有意な改善が確認されています。L-92乳酸菌を含むものも販売されております。(カルピス社)

◎甜茶(てんちゃ)(サントリー他)
サイトでは季節変化のぐずぐず対策にと書かれています。以前三重大学でも研究されていました。甜茶(学名:Rubus suavissimus S.Lee English:TIEN CHA)は中国南部に自生する植物で「おめでたいお茶」として、5千年前頃から健康茶として飲まれています。一般的に甜茶とは「甘いお茶」の総称で、バラ科キイチゴ属の甜葉懸鈎子(てんようけんこうし),ユキノシタ科の臘蓮繍球(ろうれんしゅうきゅう),アカネ科の牛白藤(ぎゅうはくとう),ブナ科の多穂石柯葉(たすいせきかよう)の4種類が知られています。それぞれの効果・効能があるとされていますが、はなのぐずぐず感に効果があるのは甜茶の中でも甜葉懸鈎子だけとのことです。含まれるGODポリフェノールが効能と関係がありそうです。

◎最高級ティッシュ 鼻セレブ(王子ネピア社)
鼻水対策にティッシュは欠かせません。「ダブル保湿」と「天然由来スクワラン配合」で、いつもしっとりやわらか。あとティッシュを3枚重ねることで、まるで高級な生地のような肌ざわりはやさしいのにしっかりとした質感を実現しました。デリケートなお鼻の方にも最適です。

◎花粉症対策コート (AOKI社)
生地を特殊加工により、繊維表面に付着させた抗アレルギー物質剤が、花粉症の原因とされる花粉アレル物質を包み込み、働きを抑えます。さらに、生地の表面にはっ水加工が施されているため、花粉が付着しにくく落ちやすいとのことです。花粉がついたコートや上着は、お家に入る前にブラシで花粉を落とすようにしましょう。一般にウールなどの素材は花粉が付着しやすく、綿や化学繊維などは付着しにくいと言われています。コートはやはり表面つるつるの方が、花粉はつきにくいようです。脱いだコートや上着は、リビングに持ち込まず、玄関で保管するのがいいと思います。

◎花粉症対策めがね Air Visor(Zoff社)
花粉症の症状があるときのコンタクトレンズには要注意。コンタクトレンズによる刺激がアレルギー性結膜炎を悪くしてしまう事もあるんです。めがねを装用しましょう。通常のめがねだと約56%花粉症をカットしますが、このめがねは98.4%花粉症をカットするそうです。花粉を目に入れないなめに、目の周りをゴーグルのように覆わなければならず、マスクをしてめがねをするので、従来の商品はめがねが曇るのが難点でした。このめがねは防曇レンズを標準搭載しているそうで、曇りにくくなっているようです。

◎布団クリーナー レイコップ他
今爆発的に大ヒットしている商品です。花粉が飛び交う時期に布団を外に干すと大変な事になりますよね。布団クリーナーは、ダ二をたたき出し、花粉をしっかり吸引してくれますから、お外に干さなくても清潔ふかふかなお布団で寝られます。

◎水洗いができる羽毛布団 イワタ他
布団クリーナーもいいですが、布団が汚れたら水で洗えるのは便利で清潔です。お布団に入ると鼻水が出るような人は、お布団にいるダニや、ハウスダストや花粉やカビが原因かもしれません。僕は自分の布団は洗える羽毛布団ですが、なんといっても洗った後は、臭いもないし、気持ちよく寝れます。

◎鼻うがい ハナクリーン(東京鼻科学研究所)ハナノア(小林製薬)
鼻を洗うことは、鼻の穴の細菌や汚れを洗い流してきれいにすることができます。また保湿効果もありますが、個人的な見解では、やりすぎはおすすめしません。鼻洗浄は、自分勝手に温度や塩分の濃度を考えずに安易に行ってしまうと、手を洗いすぎると手の甲の毛がなくなるように、鼻粘膜に生えている繊毛がなくなり粘膜の機能を損なってしまい、ひいては中耳炎を起こすこともあるため、風邪をひいていたり、鼻の炎症や鼻づまりがひどいときはできません。医師の指導の下に行って下さい。生活習慣としても、世界のどの映画をみても、やっているのはみたこともないし、昔やっていたとも聞かないし、ともかく頻繁にやるものではないです。どちらかというと鼻うがいは、耳鼻科的には鼻の手術後のフォローアップに行うことが多いです。またゴルフ場とかで大量に花粉を吸い込んでしまった場合に、一時的には効果的かもしれません。医療的な器具を使ったやる場合は、特に問題はありませんが、コップを使ったりする方法や、あまり簡易な方法は個人的におすすめしません。鼻の術後や医師の指示がある場合は別にして、1週間に1回ぐらいが、個人的にはよろしいかと思います。

◎お茶が花粉症に効く?
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の報告では、メチル化カテキン[エピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート]含有緑茶の長期飲用により、スギ花粉症の症状の悪化はメチル化カテキンを含まない対照緑茶飲用に比べ、正常免疫反応に影響を与えることなく有意に抑制される。しかし、残念ながらこれらは治療薬ではなく、すでに発症した花粉症の症状をしっかりと抑える効果はあまり期待できません。

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銀座の耳鼻科、いびき治療、睡眠時無呼吸、補聴器は慶友銀座クリニックへご相談ください

慶友銀座(けいゆう ぎんざ)クリニックは、耳鼻咽喉科(耳鼻科)・小児の耳鼻咽喉科・アレルギー・内科・レーザー手術(日本レーザー医学会認定施設)・いびき(睡眠時無呼吸症候群)を専門とする医師として、慶応義塾大学病院 耳鼻咽喉科(新宿区信濃町)、東京都済生会中央病院 耳鼻咽喉科(港区三田)、国立小児病院 耳鼻咽喉科(現在国立成育医療センター 世田谷区大蔵)で学んだ最先端の耳鼻科医療を、銀座・築地・新橋・汐留の皆さんのお立場に立ってご提供しております。終業後に赤坂や霞ヶ関、虎ノ門、内幸町、八重洲・東京駅周辺、地下鉄で日本橋・人形町・茅場町・八丁堀・明石町方面、勝どき・晴海・豊洲方面から来られる患者さまも多いです。東京地区だけでなく、全国からも来院なされます。火曜・金曜日を除き、内科の診療も行っております。禁煙外来も好評です。補聴器を扱っています。

医院名
慶友銀座クリニック
診療日
月~金+祝日
休診日
土日
受付時間
午前部 9:30-13:30 午後部 15:00-18:30
標榜科目
耳鼻咽喉科 アレルギー科 気管食道科 内科 小児科 歯科 歯科口腔外科
開設者
院長 大場俊彦
住所
〒104-0046 東京都中央区築地1-13-11高橋ビル2階
代表電話
03-3542-3387
交 通
(日比谷線・浅草線) 東銀座駅(日比谷線)築地駅(銀座線) 銀座駅 (有楽町線)新富町駅 銀座1丁目駅 (大江戸線)築地市場駅
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